
SPGアメックスカードは、アメリカンエキスプレス社がマリオットと提携して発行しているホテル系クレジットカードです。
マリオットグループは世界最大のホテルチェーンであり、SPGアメックスカードを持つことで世界中のマリオットホテルで優待を受けることができます。
本記事ではSPGアメックスの特典紹介と特徴、およびSPGアメックスカードを持つべき人物像について徹底解説したいと思います!
SPGアメックスカード概要
発行会社 | アメリカン・エキスプレス |
本会員年会費(税込) | 34,100円 |
家族会員年会費(税込) | 17,050円 |
決済ブランド | アメリカン・エキスプレス |
申込基準 | 20歳以上で定職のある方 |
年会費は34,100円と高額な部類になります。また名前の通り、アメックスが発行している、アメックスブランドのクレジットカードになります。
日本国内ではアメックスがJCBと提携していることもあり、決済できない場所は少ないですが、海外では使いにくいですね。
申込基準は20歳以上の定職がある方となっており、比較的緩い条件となっています。
SPGアメックスカードは、アメックス内ではゴールドランクのクレジットカードになります。
SPGアメックスカード特典
SPGアメックスカードには主に以下の特典が付帯しています。
〇マリオットボンヴォイ「ゴールドエリート」の自動付帯
〇毎年カード継続時に無料宿泊特典をプレゼント
〇マリオット系ホテル内レストランで15%オフ
〇毎年5泊分の宿泊実績プレゼント
SPGアメックスカードを持つことで、宿泊実績がなくてもマリオットボンヴォイの「ゴールド」会員に登録することができます。通常マリオットボンヴォイのゴールド会員は1年間で25泊以上の宿泊実績が必要ですので、これが無条件で登録できるのは非常に強力です!

また毎年カード継続すると、無料宿泊特典がプレゼントされます!この無料宿泊特典は利用除外日が設定されていないのがミソです!つまり、泊まりたいホテルに空室さえあれば無料宿泊特典を使うことができてしまうのです!

マリオット系ホテル内のレストランで15%割引を受けることができます。以前リッツカールトン東京のタワーズでランチを頂いた際も、しっかりと15%割引を受けることができました!この特典はマリオットボンヴォイのゴールド会員特典の一つになります。
マリオットボンヴォイには「プラチナエリート」というより強力な会員ランクがありますが、プラチナエリートになるには1年間で50泊もの宿泊実績が必要になります。
SPGアメックスカードを持つと、毎年5泊分の宿泊実績をプレゼントされますので、プラチナエリート会員になりやすくなります!
SPGアメックスカードのメリット
SPGアメックスカードのメリットは…
〇無料宿泊特典の使い勝手が非常に良い!
〇マリオット系ホテルの数が多く、特典を受けやすい!
〇申込基準が非常に緩く、旅行好きな若い方でも持ちやすい!
無料宿泊特典の使い勝手が非常に良い

SPGアメックスカードを継続した際にもらえる無料宿泊特典。こちらにはなんと利用除外日がありません!つまり、泊まりたいホテルに空室さえあれば無料宿泊特典を使うことができます。
無料宿泊特典を使えるホテルはマリオットボンヴォイ参加ホテルのうち、交換レートが50,000ポイント以下のホテルです。カテゴリー5のホテルであれば時期によらず、カテゴリー6のホテルだとピーク時以外は無料宿泊特典を使うことができます!
マリオット系ホテルの数が多い

マリオットグループは世界最大のホテルグループということもあり、マリオットボンヴォイの特典を活かせるホテルがたくさんあります。
世界中にマリオットボンヴォイの特典を使えるホテルは7,840、日本に限っても53軒あります。
特典があっても使いづらければ絵に描いた餅です。特典が使いやすいのは大きなメリットになります!
申込基準が非常に緩い

申込基準は定職がある20歳以上となっています。通常ゴールドカードクラスだと安定「継続」収入があること、といった文言になっており、非常に厳しい条件が課されております。
しかしながらSPGアメックスカードの場合は入社したての社会人であっても申し込むことができます!
アメリカンエキスプレス社で発行しているカードは限度額の設定が上にも下にも柔軟であるため、過去支払い延滞や強制解約などになっていなければ問題なく発行されます。
旅行好きの若い方々にも手にするチャンスが多分にあります!
SPGアメックスカードのデメリット
非常に充実した特典のあるSPGアメックスカードにもデメリットがあります。
それは…
〇年会費が高い…
〇マリオットボンヴォイのゴールド会員特典がショボい…
〇マリオット系以外のホテルではカードを出しにくい…
になります。
年会費が高い

申込基準の緩さとは裏腹に、年会費は3万円越えとなかなか申し込むのに勇気のいるクレジットカードです。
他社のプラチナカードでは年会費が2万円台のものもあり、プラチナカードにはコンシェルジェサービスであったり、2名以上で使ったら1名分ただなどのレストラン優待であったりといった特典が付帯しておりますが、SPGアメックスカードには残念ながらコンシェルジェサービスもレストラン優待も付帯していません。
しかしながら、無料宿泊特典は利用除外日がなく、ハイシーズンでホテル代が高騰している際も空室さえあれば無料宿泊特典を使えますから、高い年会費分の元を取ることは容易です!
マリオットボンヴォイゴールド会員特典がショボい

マリオットボンヴォイのゴールド会員がSPGアメックス会員には自動付帯になります。ただ、このゴールド会員特典は正直、ショボいです…
朝食は無料になりませんし、レイトチェックアウトも空室状況によって最大で14時まで、ルームアップグレードもかなり渋く(私はマリオットでアップグレード経験してません…)、ヒルトンやシャングリラ、インターコンチネンタルなどの上級会員特典と比べると見劣りしてしまいます…
マリオットボンヴォイの場合、プラチナエリート以上になると非常に特典が充実します!SPGアメックスを持てば、毎年5泊分の宿泊実績をプレゼントされますので、マリオット系ホテルにたくさん宿泊する場合はプラチナエリートを狙うのも手です。
マリオット系以外のホテルでカードを出しにくい

これは提携カードの宿命ですが、SPGアメックスカードをマリオット系以外のホテルで出すのは、心理上かなり難しいです。
少し想像していただきたいのですが、ANAカードをJALのチェックインカウンターで出せますか?JALカードをANAのチェックインカウンターで出せますか?
私には無理です…
SPGアメックスカードはマリオット系ホテルでの特典はたくさんありますが、当然他ホテルチェーンでの特典は備わっておりません。
マリオット系ホテルをメインで利用される方でないと、SPGアメックスカードをメインカードに据えるのは難しいでしょう。
SPGアメックスカードを持つべき人は?
では、SPGアメックスカードの特徴を踏まえて、SPGアメックスカードを持つべき人、持つべきでない人は…
〇マリオット系ホテルをよく使う
〇海外旅行が好き
〇他にメインカードをお持ちである
〇そもそも旅行に行かない
〇マリオット系ホテル以外をよく使う
SPGアメックスカードには継続時にもらえる無料宿泊特典や、毎年5泊分の宿泊実績をもらえる特典が付帯しています。
無料宿泊特典で泊まれるホテルはカテゴリー6(ピーク時以外)までですが、海外を見ればカテゴリー6で素晴らしいホテルがたくさんありますので、無料宿泊特典は海外のマリオット系ホテルで使ってもらいたいですね!
私がバンコク旅行で泊まったセントレジスバンコクはカテゴリー5(2020/06/12現在)であり、非常に素晴らしい時間をホテルで過ごせました!
また毎年5泊分の宿泊実績をもらえますので、マリオット系ホテルをよく使う場合には、非常に充実した特典を受けられるマリオットボンヴォイの「プラチナエリート」を目指しましょう!
SPGアメックスカードはマリオットと提携して発行しているホテル系クレジットカードですので、そもそも旅行に行かないと特典を使いこなせませんし、旅行好きでもマンダリンオリエンタルやインターコンチネンタルなど他のホテルチェーンがお好きな場合も、出番がないでしょう。
まとめ
以上、SPGアメックスカードの紹介とSPGアメックスカードを持つべき人物像の紹介でした!
SPGアメックスカードを持つことで、マリオットボンヴォイのゴールド会員になることができ、継続時には利用除外日のない無料宿泊特典をもらえ、毎年5泊分の宿泊実績がプレゼントされます。
年会費が3万円越えと非常に高額な点や、マリオットボンヴォイのゴールド会員特典がショボい点は残念なところですが、非常に使い勝手の良い無料宿泊特典や特典を使えるホテルが世界中にたくさんあるというメリットもあります。
マリオット系ホテルをよく使う方には是非ともお勧めしたいクレジットカードになります。